強迫性障害という病気

強迫性障害という病気がある。僕は小学校4年生のときからそれと共に生きている。

簡単に説明すると、日常のありとあらゆることが不安になって行動不能になってしまう病気だ。人によって細かい症状は違う。潔癖症のようなものが代表として語られてるけどね。僕の場合はホームで人を落とすかもしれない、コンビニで万引きをしたかもしれない。曲がり角の曲がり方が気持ち悪くてやり直さないと不幸なことになるかもしれない。あとは、ドアを5回開け閉めしないと気がすまないといった症状がメインだった。要は自分のことを疑ってしまうということだ。ピーク時期は本当にひどくて一日中布団から出られなくなった。この病気の治療法は「気になるけど気にしない」というのに限る、と自分では思ってる。自分の中の「こうしなければならない!」という命令を「知るか!勝手に言ってろ!」と思い切って無視するしかない。逆に気にすると症状は悪化するばかりだ。

そんなこんなで強迫性障害とは長い付き合いをしてきた。だいぶ良くなってきたが、免許取って車運転するようになってやっぱり治ってないんだなと実感した。〇〇かもしれない運転が度を超えて運転に過度な恐怖を覚えた。まあ、運転してるうちに人並み程度には落ち着いたけど。

強迫性障害って主な症状が治っても、脳の恐怖に対する反応が敏感になっちゃうんだろうね。だからいろいろなことを始める前は人一倍不安になる。特に予約して、時間守ってというのは遅れる可能性とか、事故とかいろいろなことでモヤモヤする。行ってしまえば楽なんだけどなぁ…。

そんなこんなで就活時期、やっぱり発症するよね。面接に行く前が冗談抜きで一般人の114514倍位辛い。もう続けたくないわと思う。脳の切り替えがうまく行かず、ずっと将来の不安に苛まれる。なんかどうしたらいいんだろうなぁ。このままこいつ(強迫性障害)と死ぬまで一緒なんだろ…、なんか人生うまくやってける自信がないわ。全能感とか、ほしい。